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ケリノスギャラリーカフェ

9月展覧会のお知らせ

9月は3人のガラス作家さんたちによる作品展です

三人寄ればガラス刻 ~GLASS PLAYERS~



9月23日(水)~28日(月)

尚21日(月)はオープニングパーティーです。


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ガラスに魅せられた3人ー 平澤津 英子・吉岡 佳子・永井 奈生子 ーの作品展。バーナーワーク・フュージング・サンドブラストの3つの技法を使って、ガラス絵・アクセサリー・ガラス器への彫刻など、思うままに取り組んできました。

透明感と輝き・重み、手軽でありながら華やかな質感が、ガラスの魅力です。

ガラスは身近な存在でありながら、その加工方法を目にすることは、日常ではあまりありません。硬い冷たいと言った印象のガラスですが、その加工の行程では何百度もの温度で熱し、トロリとした姿になります。自分が切ったり組み合わせたり巻き取ったガラスの素材が、赤く熱くなり形を変えて行く時、徐々に冷えて新たな姿を見せる時、私達は“創作”の喜びを感じます。

また、自分で作ったガラス作品をもとに、額装したりアクセサリーに仕立てるのも、面白さの一つです。自分で作ったものを身に付けたり飾ったり使ったりする時、何物にも替え難い贅沢な喜で満たされます。


技法


【サンドブラスト】

砂を吹き付けてガラスの表面を傷つけ「すりガラス」の状態にすることで、模様をつけて行きます。

模様を付けたくないところにはビニルテープでマスキングをして保護し、模様の形をカッターナイフで切り取ります。そこにコンプレッサーの高圧でアルミナという金属の粉を吹き付けて削って行きます。これを繰り返すことで、重なりや奥行きをつけてレリーフのように凹凸を付けて行く「段彫り」という技法もあります。



【フュージング】

「溶ける・融合する」といった意味です。好みに切ったガラスを組み合わせて、炉の中で熱し、融着させます。溶かす時間によってガラスの溶け具合が変わり、味わいが変わります。自由な形や色合わせや楽しめます。


【トンボ玉】

バーナーワーク・ランプワークとも呼ばれます。

ガラス棒をバーナーで熱し、ステンレスの棒に巻き取って熱しながら丸い形に作って行きます。


素材


日本で一般にトンボ玉と呼ばれるガラスの玉は、「キナリ」や「佐竹」と言った日本のメーカーのガラス使われていることが多いです。これらのガラスは柔らかいので、細かな細工をするのに適しています。

私達が主に使っているのは、「モレッティー」と言うイタリアのガラスです。日本のガラスに比べ、硬めで扱いにくいのですが、発色の良いのが特徴で、その鮮やかな色はアクセサリーに適しています。また、より軽く丈夫に仕上げるために、中が空洞の玉も作っていますが、柔らかい日本のガラスでは、中空の玉を作ることはできません。

この他にも、「デザーク」と言うドイツのガラスや、「ブルザイ」と言うアメリカのガラスを使うこともありますが、これらはモレッティーよりも更に硬いガラスです。



以上添付してくださった情報をそのまま載せてみました。

情報紙ぱーぷるにも取り上げていただいています。

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空間や机の上で繰り広げられるどこまでも透明な3名のガラスの世界をお楽しみください!
なお販売可能な作品もありますのでご期待くださいませ。

*21日のパーティーは13時より16時まで  お野菜メインのお料理とリカーがつきます
3000円   ご予約ください。        0743-73-1933

by kerinosu | 2015-09-19 15:04 | Gallery | Trackback